家族の一人暮らしが不安…在宅介護の負担が重い…そんな悩みを解決する方法を考えます。

こんにちは、サイト管理人のヒロキです。

このサイトをご覧の方のなかには、親御さんなどの家族の入所先を探している方もいると思います。
しかし残念ながら、特別養護老人ホームは待機者が多く、申し込んでもすぐに入所できないのが現状です。

かといって、今のまま家で過ごしてもらうのには不安が残る…在宅介護は負担が大きい…有料老人ホームは料金が高くて入所できない…
この記事では、そんな悩みを解決できる方法を一緒に考えていきたいと思います。

 

特養に入所させたいけど…

私が地方自治体の介護保険担当部署に勤めていたとき、住民からの相談で多かったのが「家族をどこの施設に入所させたらいいかわからない」というものでした。
「親と同居しているけど介護が限界…」「遠方に住んでいる親をこっちの施設に入所させたいけど、どこがいいかわからない…」
悩みはその家族の状況によって様々です。入所先に施設についても、その方の要介護度などによって適切な入所先が異なります。

特別養護老人ホームへの入所を提案すると必ずと言っていいほど聞かれたのが「でも、特養ってすぐ入れるわけじゃないんでしょ?」という質問です。この質問には私も「そうですね…」としか答えられませんでした。

代替案として介護付有料老人ホームを提案しますが「金銭的な余裕がないんですよね…」と難色を示される方が多く、結局その住民の悩みは解決せず…といった経験を何度もしました。

 

介護施設への入所を考えるときの悩みとは…

 

上記のような悩みをお持ちのご家族には、以下の2点の願いが込められているのではないかと、私は思います。

 

本当は自宅で生活してほしいけど…

高齢者の方々のなかには、今の自宅に数十年という長い期間住んでらっしゃる方も多いと思います。子どもを育てて、子どもが独立して、配偶者と2人で生活し…長年住み慣れた家や地域で最期まで暮らしたいとご本人も思っているでしょうし、そう願っている家族の方も多いのではないかと思います。
ただ、現実的な問題として、身体能力の低下や認知症などで在宅生活が難しくなって、介護施設への入所を考えるようになります。

ですが、介護施設は常に空きがあるとは限りません。先ほど紹介したように、特別養護老人ホームは待機者が多く、申し込んでもすぐには入所できない現状があります。実際、入所待ちのまま亡くなる高齢者の方も多いです。また、有料老人ホームも満員のところがありますし、料金面でも特別養護老人ホームより高いので、入所申込みをためらってしまいがちです。

また、介護施設に入所するということは居住環境が大きく変わるということでもありますし、場合によっては住み慣れた地域を離れなければならないので、入所する本人にとっても負担となります。そういった点でも入所は避けたいと思う高齢者や家族の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

在宅介護の負担が減るのなら、同居できるけど…

高齢者と同居している家族だと、在宅介護の負担が重くのしかかってきます。
近年、在宅介護が原因で起こる問題が社会的にクローズアップされています。
仕事と介護の両立ができずに仕事を退職せざるを得なくなる「介護離職」、介護が原因で発生するストレスや責任感などから発症してしまう「介護うつ」、介護に疲れ果てて家族を殺してしまう「介護殺人」…どれも深刻な問題です。

介護離職は仕事を退職してしまうので収入の減少、介護うつは療養にともなう仕事の休職や退職、介護殺人は家族の命を絶ってしまうだけでなく、自分や家族の人生を狂わせてしまいます。

「在宅介護の負担が減れば、デイサービスやホームヘルパーを活用しながら在宅生活を続けられる」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

在宅介護の負担を軽減する方法

このように、最悪の場合、大切な家族の命を奪ってしまうことにもなりかねない在宅介護。その負担を少しでも軽減するための方法を私なりに考えました。

 

1 小規模多機能型居宅介護を利用する

まずオススメしたいのが、近所の小規模多機能型居宅介護事業所を利用することです。
小規模多機能型居宅介護とは、泊まり・通い・訪問を1つの事業所が行う介護サービスのことです。施設入所・デイサービス・ホームヘルパーを1つの事業所が行っていきます。

なので、一人暮らしの高齢者や高齢者と同居する家族など、様々なニーズに対応できます。利用者それぞれの生活状況に応じて、泊まり・通い・訪問の割合を変えていくことができます。

ただ、小規模多機能型居宅介護は、グループホームなどと比べて施設数が少ない現状にあります。近所に小規模多機能型居宅介護事業所があるか確認が必要です。

2 ショートステイを利用する

さらに考えられるのが、ショートステイ(短期入所生活介護)を利用する方法です。

ショートステイは、最大30日間施設に入所して、日常生活全般の介護を受けるサービスのことです。同居している家族の病気や冠婚葬祭などで在宅介護が難しいときに利用するサービスですが、利用用途が限られているわけではありません。
特別養護老人ホームに併設されていることが多く、特別養護老人ホームに入所する前に併設のショートステイを利用する方もいらっしゃいます。

ショートステイを利用する場合は、担当のケアマネさんに相談してみてください。

3 みまもりCUBEを利用する

最後に紹介したいのが「みまもりCUBE」を使用しながら在宅生活を続けていくという方法です。

「みまもりCUBE」とは、箱型の小型カメラのことで、カメラの映像をお手持ちのスマホで確認できるスグレモノです。

また、お部屋に設置すればベッドからの離床や転倒・玄関先に設置すれば外出などを検知できるのです。

在宅介護を行っている家族の方で「夜間にベッドから離床して転倒しないか不安…」と思っている方でも、みまもりCUBEの検知機能を使えば離床などを検知してスマホに通知してくれるので、精神的負担の軽減につながります。

また、認知症を患って徘徊しがちな方の場合は、玄関先にみまもりCUBEを設置すれば、外出しようとするときを検知してスマホに知らせてくれたり音が出るように設定できますので、外出するまえに声かけをすることが可能です。

やはり、在宅介護の負担というのは「目を離したときに何か起こるのでは…」という不安からくる精神的負担が大きいと思います。この「みまもりCUBE」を設置するだけでも、精神的負担がかなり少なくなるのではないでしょうか。

みまもりCUBEの公式サイトはこちらです

 

いかがでしたでしょうか。在宅介護の負担というのは、実際に介護を行っている人しかわからないものだと思います。

この記事で書いた方法を利用していただき、みなさまの在宅介護の負担がちょっとでも少なくなればと願っています。

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